筍は、タケ類の地下茎から出る幼茎。
先端が地表に現れる頃に掘り出して食べる。
現在では、孟宗竹が多い。
とにかく掘りたてを食すのがよく、時間が経つにつれて
味も落ち、堅くなる。
若布と炊き合わせる若竹煮のほか、木の芽和え、焼き筍などにするのが、おすすめ!
二階の客室にある、この和額。
最近、お客様から、「何と書いているのか?」と、よく聞かれます。
これには、「廓然無聖(かくねんむしょう)」と書いてあります。
「廓然」とは、心が広々として、とらわれない様子。
「無聖」とは、求めようとする真理がない、という意味。
総じて、心が広々として、求めようとする真理がなく、何ものにもとらわれない、ということだそうです。
この四字熟語は、禅問答で最も有名なもののようです。
今日から清明です。
春の暖かな陽射しの中、まさに天地万物が清らかな明るさに輝いている様を表す言葉だそうです。
若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く季節の到来です。